面河本谷~ご来光の滝

こんにちは!アウトドアーズ・コンパスの多田です。

スカイライン、ロープウェイは使わない主義なんで……

理由を尋ねると、「山屋として…」、だそう。

梅雨の晴れ間、スポートルートやボルダーはシケシケで厳しいだろう、ということで、

地元愛媛県の面河川を遡上し、あわよくば御来光の滝の右岸を登ろうという計画が浮上。

水中の沢歩きは初めてで、とりあえず沢足袋を入手し挑んだ火曜日、面河川は、例の部分が怯えて5mm足らずに縮こまるほどの水温、

夏山ハイキング装備では太刀打ちできず、自分は腰上NGで、絶対落ちない、絶対飛び込まない、に徹した沢歩き。

沢登り風なライン取りを心がけ、登れそうなところは登るが、あくまで腰上NG。

沢ウェアを装備しつつも、寒さに意外に弱い相方は、寒い寒いと叫びながらも、気持ち良く泳いでいたように見えたのは気のせいか。

ウォータースライダーで遊んだり、小さめの滝をプロテクション無しで登ったりと、さすが、自然をこよなく愛する山屋!!

浅い滝壺ありの壁をnoプロテクションで登ったり、小さなゴルジュや急流の突破など、沢登りの「さ」の字を何となく体験できたように思う。

天上から圧倒的な力で降り注ぐ御来光の滝、いつ来ても、ここでしか味わえない絶景。

ただただ、見とれている場合ではなく、登攀の準備をしなければならない。

とりあえず作戦会議、なんとなく、人間により登られているであろうという情報しかなく、ライン取りは我々次第。

実は、右岸を登るということで、我らが師匠、batta君が10年の年月をかけてフリーで登り切った、

ロマンと情熱の賜物「憑き物落とし」を登れるところまで登る、と思っていたのが、飛んだ勘違いの右岸違い。

右岸、滝を見て右側、ではなく、滝から見て右側、実にややこしい。

いつか必ず、左岸も登りましょう。

というわけで、右岸の濡れてなさそうなライン取で登ることになった。


まずは相方がリード、ブッシュと戦いながら登る、フリークライミングとは言えない、山屋的に言う、いわゆる泥臭いクライミングを余儀なくされる前半とは打って変わって、プロテクションがろくに取れない、フリークライミング的要素があり、試される後半セクションは、ビレイをしながらただただ落ちないでと見守るしかなかった。

フォローでもかなり冒険的なのが窺える内容で、最後の核心部手前でねじ込まれた3本のカムは、フォールに耐えうるか確信は持てない状況、

そんな状況で突破した相方は、やはり強い。引けない状況で、いかに慎重に対応し、先に進むか、ロッククライマーに求められる重要な能力だと思う。

これぞトラッド系のクライミングの真骨頂、というところであろうか。

ようやく登りきったと思いきや、さらに小滝が目前に鎮座していたのは誤算、時間的に厳しいので、左に見える木立混じりの崖を、絶対落ちないと信じてよじ登り、なんとか登山道に合流。

意外と長い面河道までの急登をこなし、意外でなく長い面河渓までの闇の下りを、無心で歩く。

とにかく疲労困憊で、そそくさと車に乗り込み帰路へ。


冒険とは何なのか。不確定な未来を想像し、目標めがけて突き進むこと、そんなところであろうか。

前半の、ルート取りは自分次第、自由そのものの沢歩き、後半の、ボルトもグレード設定もルート図もない、まっさらな壁を目の前にし、頂上を目指す今回のクライミングは正に冒険。

おそらく現代的クライミングにはない、クライミングにおいて重要なクライミング的要素が含まれていると思う。

世の中には多くのクライマーが存在するが、「登る」、という行為は同じ、どうせやるなら、より冒険的で、よりエキサイティングなクライミングを積極的にしてみてはどうだろうか。

新しい世界が待っていますよ。

挑戦者求む。


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